| 久しぶりにコンサートに行ってきました。サントリーホールなんて、昔、ブレンデルのコンサートを見て以来の気がします。辻井伸行さんは初めて聴きましたが(CDでも聴いた事がない)、素晴らしいピアニストですね。今日がツアーの最終日ということで、ご本人もかなり力の入った演奏でした。プログラムは次のとおり。
1.ショパン:ノクターン 第20番 2.ショパン:ノクターン 第18番 3.ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 4.ショパン:ピアノソナタ第2番“葬送” 〜インターミッション〜 5.リスト:エステ荘の噴水 6.リスト:ペトラルカのソネット第104番 7.リスト:愛の夢第3番 8.リスト:ラ・カンパネラ 9.リスト:イゾルデ愛の死 10.リスト:グノーのファウストからのワルツ 〜アンコール〜 11.ショパン:ノクターン第8番 12.辻井伸行:神の手のテーマ曲 13.ショパン:エチュード作品10の12“革命” 14.シベリウス:樅の木
有名曲のオンパレード。アンコールからも分りますがショパンがメインのレパートリーのようです。リスト好きの僕からはリストの方が合ってるんじゃないかと思ってしまいます。辻井さんの演奏は、音色の美しさが魅力で、選ばれた曲も1、3、5、8と高音の美しさが際立つ曲が多いです。
僕は特にペトラルカのソネット、イゾルデ愛の死が良かったです。輪郭がくっきりしていて、感情も抑制されつつも豊かであって、魅力的な演奏でした。
アンコールはなんと、4曲も演奏されました。ツアーの最終日ということでご本人も弾けるだけ弾きたいという思いがあったのでは、と思います。今日の演奏で、ツアー自体が大成功に終わった事が容易に窺い知れます。 |
..2014/03/29(土) 08:26 No.382 |
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