| 「……おや?」 「……寝て、ますね」 「そのようだな」 籠を持ったアラゴルンと、マントを持ったエオメルは、気持ちよさそうに寝こけているホビットたちを見降ろしていた。 アラゴルンは昼食の後の軽いお茶にと焼き菓子と少し早い果物を、一度はローハンに戻ったものの、所用あってミナス・ティリスを訪れたエオメルは、ホビットたちに挨拶をしに来たのだった。 「起こすのは忍びないですね」 「そうだな、こんなによく眠っているものを」 すべてが片付き平和が訪れ、療病院を出てからも、ホビットはひとかたまりになってよく寝ていた。それだけそれまでの旅の過酷さがしのばれ、見咎めたりその眠りを妨げる者はいなかった。それだけのことホビットはしてのけたのだった。
エアムーパラには程遠いですが、とりあえず心意気!ということでひとつ。 彼の人達の同窓会の話を聞いたので。続きはぼちぼちと。 久しぶりなので、おかしなところがないか心配。 |
..2020/06/06(土) 18:24 No.430 |
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