月海蒼の「人生なげやり」

〜月海蒼による、なんとなくな日記もどき。〜



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初心表明。 
 
 芝居をやり続けていくと、

俺たちは確実に何かを失っていく。


でも今はもう、失うことを恐れない。


逆にその失っていく一瞬一瞬を
 
強く鮮やかに刻もう。



今、ここにいない、

愛する誰かのために。


 ただ、それだけのために。
..2008/1/26(土)  No.84



10年前の海に還る 
 
 シングル・アゲイン。かつてよく街に流れていた古いナンバーのような境遇で、あの海へと還ってきた。汐の凪ぎはあの頃と少しも変わることなく、穏やかな陽光は今でもあきらめのように水面に反射している。そんな柔らかな懺悔が今でもとても好きだ。潮騒が寄せては帰すことに何も求めていないように、運命もまた、何の打算もないままにあの頃へと時を返すようだ。誰かを傷つけ、芝居を書き続けることでしか前に進めなかった若さのように、この先も書くことでしか自己を保存できない哀れな宿命をそっと教えられているような気がする。立ち返ることが果たして正しいことなのかどうか、僕にはどうしても分からない。それでも、選べる道はひとつしかないのだ。少なからず自分が自分であるために観客を巻き込む正当性が、僕にはどうしても見つけられずにいる。夢は人々にとって優しく微笑むだろうが、夢に巻き込まれる人々は、どこかで必ず傷を負う。激しい痛みと、鈍い失血の刻印。僕にとって芝居とは、そうゆうものであるかも知れない。炎上する希望の中で死ぬか、柔らかな後悔の中で死ぬか、結局選べるのはただそれだけなのだと思う。夢を追っている人は幸せだ、そんな言葉を軽々しく耳にすることがよくあるが、実際は圧倒的に不幸になる確率の方が高いだろう。ただ、後悔はしないという何の足しにもならない口約束を心に決めて、誰もが前と思える方向に進んでいるに過ぎない。そして、その後悔を芸の肥やしに出来る者だけが、長くこの世界に残ることになる。華やかさなどかけらもない。それでもその世界でしか呼吸をできない数奇な運命を多くの人が背負っているのならば、僕にはそこにフィールドを用意する義務がある。そんなことをぼんやり巡らせながら、柔らかい静寂の水面を見つめている。今でもまるで腹ペコの水鳥のように。群れからはぐれて、いったいどこへと向かうのだろう。


『手放した恋を今、あなたも悔やんでるなら、やっと本当のサヨナラできる。』
なんて凄惨な歌詞なんだろう。
..2008/1/6(日)  No.83



あけましたか。ええ、あれれ。 
 
 カウントダウンもすることもなく終わらない片づけを続けながら年明けました。おめでとう?

年賀状は60枚買い込んでましたが、書くのは若干あきらめムードです。他に綴るべき言葉がある、そんな気がするんだ。


どうやら2年の歳月を経てふたたび戻っていくのだ。あのフィールドへと。
もはや不安も恐れもない。そう言った意味では、価値あるものが生まれるかもしれないね。

『真実に近づく分だけ、失ったものの存在は遠くへ流れていくのかも知れないね。』


そう。光の粒子すら今の僕には見えるんだ。




ここにいない人たちへ。
決して
届かない言葉のブーケ。
..2008/1/1(火)  No.82



 
 
 返信ありがとう。少しだけ救われました。男は勝手だね。勝手と分かった上で、オレはきっと自分の事を話せないと思うんだ。今日実際、君と食事をしても、自宅で鍋をしても、君だからではなく、今の今までずっと、妻にした女性にすら、何度頼まれても、何度試みても結局、ただの一言の真実も語れないんだ。長く役者を続けてきた弊害なんじゃないかって本気で思うことがあるよ。いいや、きっと生まれつき、それ以前からなのかも知れない。そしてこの先ずっと、自分が何を考えているのか、本当は何を伝えたかったのか、それは本当にそう思ってたのか、後から芝居に落とせても、台詞に変えられたとしても、その時伝えるべき人はもうそこにはいない。それは偽善だそれは醜悪な嘘だ、後悔だけがこだまして不安で苦しく、独りでいることに耐えられないくせに他人を寄せ付ける隙を与えない。そんな混沌が続き、果てしなく続き、かつて傷つけながら愛した人のことを思い出しては後悔だけが海鳴りのようにずっと消えない。こんなことをしゃべり続けている今も、優しく手を差し伸べてもらえることを期待している。…独りでいるべきなんだ。かっこつけたフリだけしてどこまでも孤独に落ち込めばいい。孤独なフリをすれば女が寄ってくると思ってる男。それが俺の姿。本当の俺。…触れないでくれ。慈愛に満ちたその優しさが恐ろしい。
..2007/12/20(木)  No.81



のどもとすぎれば・・・ 
 
 ・・・熱さ忘れるってなよく言ったものだな。
記憶に間違いがなければ昨年の今頃は単身仙台にのりこみ、その身にしみる寒さを思い知った筈なのだ。
訳あってここは札幌。早くも北方の冬をナメていた自分がここにいる。
・・・
・・・
・・・さみーんだよっ!!
..2007/12/17(月)  No.80


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