2008年3月22日(土)
あたたかさに感謝して
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| 平井堅のNEWアルバムに収録されている「いつか離れる日が来ても」という曲
映画「あの空をおぼえてる」の主題歌
最初は、恋愛の歌だと思っていた
さっき、「あの空をおぼえてる」の映画の内容を知った
幼稚園の女の子を交通事故で失う家族の話
それを知って もう一度 この曲を聴いた 自分の心にぴったり
私 息子を失った時 心がぐちゃぐちゃになった
子どもを失っても 生きていかなければいけない運命を恨んだ 死ぬことができれば楽なのにと
子どもを失った人は 多くいるはず
何故、みんな 子どもを失ったのに 生きていられるんだろうと すごく不思議だった
どうやって この苦しみを抱えて生きてけるんだろう って
今みたいに ネットでいろんな人の経験や想いを知ることも出来なかったし 心のケアということばも まだまだ 無かったような時代
わずかに出版されいてる子どもを亡くした人の想いを綴った本を読んだ
いっぱい涙が流れてなんどもなんども読むのをやめた でも、知りたかった
どうすれば今の状況から抜け出せるのかを
この「あの空をおぼえている」という映画 観たら、絶対に泣くと思う 自分の経験を重ねてしまうと思う
でも、知りたい 他の人は、どんな風に悲しみを受け入れてきたのかを
人は人、感じ方 受け止め方は それぞれで 人の生きかたが、そのまま自分に当てはまるとは思ってない
でも、一つでも共感できるものがあれば その一つが、自分の中の何かを変えて もう一歩歩き出せたら
いつになったら 「息子の死」を自分自身の一部として 息をするように ご飯を食べるように 眠るように 受け入れられるのだろうか
後悔 罪悪感 絶対に消えない どんなに 考えても 悩んでも 息子は帰ってこない
わかっているのに
私は、この答えの出ている想いを 一生 問い続けながら 生きていくんだろうな
それが、息子を失いながらも 生き残ってしまった私の生き方
それが、わかっているから 私は、大丈夫
そして、思うの 今生きている娘を大切にして 生きて行こうって
生きていて そばにいて 抱きしめる体があること そして、その体が 温かいこと
それだけで、幸せなんだから
No.13 |
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